ピロリ菌発覚! 日本人の半数が感染しているピロリ菌とは
こんにちは。うっさんです。
まずは最近あったことから書いていこうと思います。
ピロリ菌
CMなんかで聞いたことはありましたが
自分には関係ないと思っていました
でも調べたところ
日本はピロリ菌保菌率が先進国の中では珍しくかなり高いらしいのです
なんと日本人の半数が保菌しているとのこと
そしてまさか自分もその半数にいようとは・・・
事の発端は会社の健康診断でした。
毎年ある会社の健康診断の血液検査に
「オプションで別途お金を払えばいろいろ検査しますよー」
というのがありまして
どうせ採血されるなら調べられるものは調べてもらう!(私は注射が超苦手なので)
という気持ちで
ピロリ菌(オプション料金¥2570)
総合的ながん検診(オプション料金¥7200)
の二つをお願いしました。
結果両方ひっかかり・・・
病院で検査ということになりました。
がん検診の方は数値が引っかかってもみんながんというわけではないらしく、
でも念の為調べてもらいましたが、いまのところ大丈夫!
来年また経過を検査しましょうってことになりました。
問題はピロリ菌・・・
でもそもそもピロリ菌ってなんなんだろう…(オプション検査しておいてなんですが)
というわけで調べました。
そのことを今回は書いておこうと思います。
ピロリ菌とは
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)
- 細菌の大きさは4ミクロン(0.004mm) ちなみに細い髪の毛でも0.06mm…
- 形は右巻きにねじれたらせん状
- 一方の端に鞭毛と呼ばれる毛が4〜8本付いている
- 鞭毛を毎秒100回転ほどくるくる回しながら菌体の10倍ほどの長さを泳いで移動
- 人間に置き換えると100mを5.5秒の速さで泳ぐようなもの
- 自由形の世界記録が47秒くらいなのでとんでもない速さです
- 鞭毛の回転の方向で前進後退思いのまま
- 住まいは胃の粘膜下
- 活動に最適なphは6〜7
- ウレアーゼという酵素を持っている
- バリー・マーシャル博士とロビン・ウォレン博士によって発見
- 胃酸の弱いところを感じ取るセンサーもあるとか…
なんせ相手は細菌なのでしょうがないですけど
勝てる気がしません…特に泳ぐ速度 笑
あと全然関係ないですが、「らせん状」…螺旋と聞くとグレンラガンを思い出します。
『俺のドリルは天(胃)を突くドリルだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
螺旋力恐ろしいですね…
さて話を戻しまして
ピロリ菌って一体何をするの?
- 感染すると胃に炎症を起こすことが確認されている
- 感染が長引くと感染部位は広がり最終的には胃粘膜全体に広がり慢性胃炎になる
- 長期間炎症が続くと胃粘膜の胃酸を分泌する組織が消失した状態になる
- さらに進むと、胃粘膜が腸の粘膜のようになり、胃がんになることもある
調べていて衝撃です
胃がんになることもある??
胃がんになることもある??!!
胃がんになることもある!
なんてこったい
日本の胃がんは9割以上がピロリ菌感染に由来しているよう
しかも胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんはピロリ菌に感染している人が多く、発症や再発に関係しているとのこと
他にも
などに関与が考えられるとのこと
ジーザス!!
知らなかったとはいえ、調べてこなかったといえ
なんて物を胃に住まわせていたのでしょう…
しかも無償…
そして危険…
でも、上にも書いたように活動するのに最適なphは6〜7
ph4以下では生きられないようです
ん??ちょとまった
そもそも胃って胃酸があるのに?
ってなりますよね
胃酸って酸というだけあってなかなか危険
ph1〜2ほどあって強酸性
アルミホイルをも溶かしてしまう強さのようです
(ちなみにphは0〜14程度の範囲で 0は酸性で一番強く、7が中性、14はアルカリ性で一番強い)
そんな強酸性の中でピロリ菌が生きれるわけないわーーー
と思います
昔は「胃に細菌は生存できない!」というのが普通だったようです
でもピロリ菌は胃酸なんぞ気にしないのです……
ピロリ菌はウレアーゼという酵素を持っています
この酵素は胃の中の尿素を分解してアンモニアを作りだし、そのアンモニアはアルカリ性なので、ピロリ菌のまわりの胃酸が中和され生存に最適なphは6〜7を作り出してしまうのです……!!
逆を言えばその酵素がなければ死あるのみ!
そんな危険と隣り合わせの場所に住まなくてもいいのに…
今でこそピロリ菌は胃の中で生存すると知られていますが
昔は「胃に細菌は生存できない!」というのが常識でした
そんな中、バリー・マーシャル博士とロビン・ウォレン博士は1984年に
「胃酸の中でも生存する細菌!ヘリコバクター・ピロリがいるぞ!!」
という仮説を立証。
もちろん
「そんなわけないじゃん 笑」
と言われます
そこで体を張ったのがバリー・マーシャル博士
この方なんと培養した細菌を自ら飲み込んで人体実験を行ったのです!!
細菌を飲んだ数日後に行われた検査の結果……
見事成功!
無事に(?)胃炎を発症し、胃の中で生存する細菌がいることを証明したようです
(この後除菌もしたようです)
二人には2005年にはノーベル賞が贈られ
そして1994年にWHO(世界保健機関)は、ピロリ菌を
「確実な発がん因子」
と認定しました。
ピロリ菌に関連する疾患の治療及び予防のために、ピロリ菌感染者の全てに除菌治療を受けることが強く勧められている
だそうです
ではなぜ除菌が重要視されていないのか?
- ほとんどのピロリ菌感染者が症状もなく健康に暮らしている
- ピロリ菌だけが病気に原因になるわけではない
- 最新の研究では、ピロリ菌は胃酸の分泌を調整し、食欲をコントロールするのに一役買っている可能性があると言っている
-
ピロリ菌を保菌していると逆流性食道炎にかかりにくいというデータもある
これらのデータがあり今では
『ピロリ菌は全て除菌!!!』
という感じではないようです
実はピロリ菌には、癌などの病気を引き起こしやすいタイプ悪玉ピロリ菌と、病気を誘発する力の弱い善玉ピロリ菌が存在するらしい
とか
ピロリ菌は日和見菌(ひよりみきん)らしい(善玉でも悪玉でもない)
とか
日々の研究で分かってきているらしいです
調べていると
ストレス+ピロリ菌
お酒・タバコ+ピロリ菌
が色々なことを引き起こしている説が有力っぽいです
日々の生活が大切ということですね
私は病院の先生に相談、胃カメラを飲んだ結果、胃がボロボロだったので除菌することにしました
結果除菌の副作用で苦しむことにはなるのですが………
それはまた後日書こうと思います
何はともあれ
皆様お身体は大切に!